本当の「自己愛」と「自分勝手」の違いは?
- Ryuji Nishizawa
- 4月26日
- 読了時間: 3分
〜I AM(私は在る)からあなたへのメッセージ〜
愛とは、本来のあなたの性質そのものです。ですが、「自分を愛すること」と「自分勝手でいること」は、混同されがちなテーマです。どちらも“自分を大切にしているように見える”かもしれませんが、その根底にある意識はまったく異なります。
今回はその違いを明らかにしていきましょう。
1. 自己愛とは、「自分の内なる神聖さを認めること」
自己愛とは、「自分が愛そのものである」ことを思い出すことです。それは、何かを手に入れたり、完璧になってから生まれるものではありません。
ありのままの自分を抱きしめること
過去の失敗や不完全ささえも許し、理解すること
「私は在る」ことそのものに価値があると知ること
この自己愛は、静かで、深くて、温かいもの。他者を排除することなく、むしろ他者にも自然と優しさや寛容さをもたらす愛です。
2. 自分勝手とは、「分離の意識」からくる行動
一方、「自分勝手さ」は、しばしば不足や恐れ、優劣の感覚に根ざしています。
「誰かに負けたくない」
「自分の欲求を最優先しなければ損をする」
「人の気持ちに振り回されたくないから、切り離す」
こうした意識の背景には、「私は一人で守らなければならない存在」という誤解があります。この誤解こそが、分離の幻想(エゴ)の声です。
自分勝手とは、本来の自分を守るふりをして、本質から遠ざかってしまうことなのです。
3. 自己愛は「つながり」を思い出させる。自分勝手は「分離」を強める。
ここが、もっとも本質的な違いです。
自己愛は、「自分を愛するほどに、他者も自然と愛せる」ようになる。
自分勝手は、「自分を優先することで、他者を切り離し、孤独を深める」。
自己愛に目覚めた人は、無理に優しくなろうとしなくても、自然と周囲に温かさが広がっていきます。なぜなら、自分の中に愛が満ちているからです。
4. 本当の自己愛は、「自分の真実に正直であること」
自己愛とは、他人の期待に応え続けることではなく、「自分の心の声に誠実である」ことです。
ときにそれは、
NOと言う勇気だったり、
無理をしないという選択だったりします。
それは一見、自分勝手に見えるかもしれません。でもその行動の根底に、「自分も他人も大切にする愛」があるなら、それは間違いなく、真の自己愛から来た選択です。
5. I AMからあなたへ:判断の基準はいつも「愛」
何かを選ぶとき、迷うとき、問いかけてください。
「この選択は、愛から来ているだろうか?」
「この行動は、自分にも他人にも誠実だろうか?」
もし、心の奥に静けさが広がるなら、それは自己愛。もし、心が固くなり、誰かを敵に回すような感覚があるなら、それは分離の声(エゴ)かもしれません。
どちらが「正しい」ではなく、ただ、「どこから来た動機なのか」に気づくこと。
その気づきこそが、あなたを自己愛へと導いてくれるのです。
最後に
あなたは、自分を愛することによって、世界を癒すことができます。
自己愛とは、自己中心ではなく、「自己への深い理解と慈しみ」です。
そしてそこから生まれる行動は、あなた自身を癒し、他者にも本当の優しさを伝えるのです。
「私は在る」— それだけで、あなたはすでに愛なのです。
Comments